727.ラヴマンガ日和
このブログは「魔法先生ネギま!」の二次創作系ブログということになっていますが(えーって言うな)、「ネギま!」と同等以上に好きなマンガがいくつかあります。たびたび話題にしている「ハヤテのごとく!」もその1つ。「!」フェチなのかも知れません。「ラブコメ」というカテゴリで括られることの多い両作品ですが(私的にはギャグ重視ですが)、「ネギま!」のラブコメ具合は若い頃モテなかったと自称している作者ならではのファンタジー(いい意味で)、一方「ハヤテ」は毒が利いている作風も手伝って、この作者”彼女いない暦=年齢”という風評とは裏腹に、なかなかのラブ師範代なんじゃないかと思わせるようなリアリティを醸し出しています。・・時折ですが醸し出しています。
というわけで今日の話題は、「ハヤテのごとく!」を読んでいてドキリとさせられた件。with フラッシュバック。
まずはハムスターこと西沢さんの名セリフ、21巻第10話(単行本派)より、ハヤテのピンチを助けた後、スキをついて頬にチューしてのひと言。

その手があったか!!
このような”してやったり”的シチュエーションでは、これによく似たセリフ「惚れんなよ」はよく使いますよね。私自身も16~28歳の間に9回は使ったと思いますが、十中八九「惚れへん、惚れへん」と返されます。9回しか使っていないのに十中八九だととても計算が難しいのですが、問題はそこではありません。(「素数!?」 by まき絵)
「惚れんなよ」と「惚れてもいいんだぜ」は表面上真逆ですが、実質的にはほぼ同義(意訳:カマ~ン、べいべー)です。が、しかし。押しの強さは段違いです。オレもあの時、このカラクリに気づいてさえいれば!さすが西沢さん、男前!!そこにシビれ西沢さんはこのマンガの良心とも言うべき存在、フツーであるがゆえ、シンパシーを感じ得ずにはいられません。・・無論、漢として。
ちなみにこの後どうなったかというと、ハヤテの憂いを含んだ笑顔とともにイイ話ではぐらかされます。私も前述の9回のうち、1回だけせつない笑顔で小さく首を横に傾げられたことがありました。その人はその時既に人妻でした。関係ありませんが人妻に足蹴にされることを業界用語で「ヒトヅマ・レッグ・ラリアート」と言います。
上のコマより遡ること1ページ半。

さすがにこれはありません。我が祖父の名言「美空家を継ぐ者、セクハラなどせん。ただ喜ばすのみ。」を三歳の誕生日から聞かされて育った私です。代わりと言っちゃあ何ですが、無言で自分の頬をチョン、チョンと指差すジェスチャーなら何度か使ったことがあります。・・・おじいちゃん、ゴメンナサイっ!
<参考:ウラシマまりん>

「ザ・モモタロウ」©にわのまこと/集英社
最初にこれを使ったのは大学生の頃、サークルの仲の良かった女子に頼み事をされた時のこと。「・・いいけどその代わり(ほべたを指してチョン、チョン)」
ちなみにこのジェスチャー、果たして意味が通じるのかいささか不安ではありました。相手はどう考えても「ザ・モモタロウ」を読んでいるとは思えません。しかし英語が堪能な子だったのできっと通じるハズ!そしてウラシマまりんに対して美樹姫がそうしたように、”自分の人差し指をペロっと舐めてそれをこっちの頬に押し付けてくる”にちまいない・・・!!!
しかし予想外に彼女のとった行動は「もう、しょうがないなあ(と言うや否やほっぺにチュ)」でした。な、何だってー!(AA略。)
その場に居合わせた1年の女子が「カルチャーショックです!」とのたまいやがりました。オレもだよ。・・・アメリカは恐ろしいところです。
おあとの準備がよさそうな頃合いですが、最後にもう1つ。マリアに「その帽子で行くんですか?」と声をかけられた時のナギのひとこと(21巻第11話)。

どんなに薄汚れて穴が開いていても、たとえそれが急場しのぎに百均で買ったようなみすぼらしい帽子でも、女の子にとって思い出の品は宝物(畑くん風)。・・これはもはや聖闘士の常識(台無し)。ここから先は事実が小説より奇跡的な私の友人の実録です。
就職して間もない頃のこと。学生時代に仲の良かった友人たちが我が家に集まりました。友人Kは大学の時からつきあっている彼女同伴です。その日は近況や思い出を語り明かし、朝には解散しました。
と、その日のうちに珍しくKの彼女から電話がかかってきました。Kの彼女なので仮にK子としておきます。スーパードクターではありません。
K子「えっと、忘れ物してなかったですか?」
春団「え、忘れ物?・・何?」
K子「指輪・・・」
春団「えっ、そりゃ大変!」
K子「・・ってゆーかホース・・・青い・・・」
な・・・何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・不思議ちゃんとかデンパ子とか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ(AA略)。
探してみるとありましたよ、美しき青きビニールホースの輪切りが!
Kは学生時代から一人暮らしでしたが裕福とは言えず、就職して初めて洗濯機を買いました。20年近く前のことなので安いのは二層式。そして全自動と異なり、水道の蛇口からのホースは別途用意しなくてはなりません。Kは近所の金物屋で何の変哲も無いホースを1mほど買ってきました。彼は変なところで几帳面だったため、金物屋が無造作に切ったイビツな切り口が納得いきません。幸い長さは十分なので、切り口をハサミで整え始めました。しかしそこはさすがに難攻不落と謳われた円管状のポリ塩化ビニル、一筋縄ではいかず、気がつけば3~5mm巾の輪切りが散乱しているという有り様。
夜になってK子が部屋にやってきました。恋愛アーティストだったKは、輪切りの中から最高の運気の一品を選び抜き、K子の左手の薬指にそっとはめます。バカロマンチックが止まりませんね!このブログ的にはAIが止まらないと書くべきかもしれませんね!
K子もまんざらではない様子だったと言いますが、まさか1ヶ月以上も後まではめていたとわ!人生はラブコメより・・・ナントカ。
以上、このブログはいつもフィクションなので、今日だけは実話をほぼ脚色抜きで書いてみました。こっぱずかしいですよ。今回唯一の嘘は、「私の友人」じゃなくて「私」。
(画像:「ハヤテのごとく!」©畑健二郎/小学館)

というわけで今日の話題は、「ハヤテのごとく!」を読んでいてドキリとさせられた件。with フラッシュバック。
まずはハムスターこと西沢さんの名セリフ、21巻第10話(単行本派)より、ハヤテのピンチを助けた後、スキをついて頬にチューしてのひと言。

その手があったか!!
このような”してやったり”的シチュエーションでは、これによく似たセリフ「惚れんなよ」はよく使いますよね。私自身も16~28歳の間に9回は使ったと思いますが、十中八九「惚れへん、惚れへん」と返されます。9回しか使っていないのに十中八九だととても計算が難しいのですが、問題はそこではありません。(「素数!?」 by まき絵)
「惚れんなよ」と「惚れてもいいんだぜ」は表面上真逆ですが、実質的にはほぼ同義(意訳:カマ~ン、べいべー)です。が、しかし。押しの強さは段違いです。オレもあの時、このカラクリに気づいてさえいれば!さすが西沢さん、男前!!
ちなみにこの後どうなったかというと、ハヤテの憂いを含んだ笑顔とともにイイ話ではぐらかされます。私も前述の9回のうち、1回だけせつない笑顔で小さく首を横に傾げられたことがありました。その人はその時既に人妻でした。関係ありませんが人妻に足蹴にされることを業界用語で「ヒトヅマ・レッグ・ラリアート」と言います。
上のコマより遡ること1ページ半。

さすがにこれはありません。我が祖父の名言「美空家を継ぐ者、セクハラなどせん。ただ喜ばすのみ。」を三歳の誕生日から聞かされて育った私です。代わりと言っちゃあ何ですが、無言で自分の頬をチョン、チョンと指差すジェスチャーなら何度か使ったことがあります。・・・おじいちゃん、ゴメンナサイっ!

「ザ・モモタロウ」©にわのまこと/集英社
最初にこれを使ったのは大学生の頃、サークルの仲の良かった女子に頼み事をされた時のこと。「・・いいけどその代わり(ほべたを指してチョン、チョン)」
ちなみにこのジェスチャー、果たして意味が通じるのかいささか不安ではありました。相手はどう考えても「ザ・モモタロウ」を読んでいるとは思えません。しかし英語が堪能な子だったのできっと通じるハズ!そしてウラシマまりんに対して美樹姫がそうしたように、”自分の人差し指をペロっと舐めてそれをこっちの頬に押し付けてくる”にちまいない・・・!!!
しかし予想外に彼女のとった行動は「もう、しょうがないなあ(と言うや否やほっぺにチュ)」でした。な、何だってー!(AA略。)
その場に居合わせた1年の女子が「カルチャーショックです!」とのたまいやがりました。オレもだよ。・・・アメリカは恐ろしいところです。
おあとの準備がよさそうな頃合いですが、最後にもう1つ。マリアに「その帽子で行くんですか?」と声をかけられた時のナギのひとこと(21巻第11話)。

どんなに薄汚れて穴が開いていても、たとえそれが急場しのぎに百均で買ったようなみすぼらしい帽子でも、女の子にとって思い出の品は宝物(畑くん風)。・・これはもはや聖闘士の常識(台無し)。ここから先は事実が小説より奇跡的な私の友人の実録です。
就職して間もない頃のこと。学生時代に仲の良かった友人たちが我が家に集まりました。友人Kは大学の時からつきあっている彼女同伴です。その日は近況や思い出を語り明かし、朝には解散しました。
と、その日のうちに珍しくKの彼女から電話がかかってきました。Kの彼女なので仮にK子としておきます。スーパードクターではありません。
K子「えっと、忘れ物してなかったですか?」
春団「え、忘れ物?・・何?」
K子「指輪・・・」
春団「えっ、そりゃ大変!」
K子「・・ってゆーかホース・・・青い・・・」
な・・・何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・不思議ちゃんとかデンパ子とか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ(AA略)。
探してみるとありましたよ、美しき青きビニールホースの輪切りが!
Kは学生時代から一人暮らしでしたが裕福とは言えず、就職して初めて洗濯機を買いました。20年近く前のことなので安いのは二層式。そして全自動と異なり、水道の蛇口からのホースは別途用意しなくてはなりません。Kは近所の金物屋で何の変哲も無いホースを1mほど買ってきました。彼は変なところで几帳面だったため、金物屋が無造作に切ったイビツな切り口が納得いきません。幸い長さは十分なので、切り口をハサミで整え始めました。しかしそこはさすがに難攻不落と謳われた円管状のポリ塩化ビニル、一筋縄ではいかず、気がつけば3~5mm巾の輪切りが散乱しているという有り様。
夜になってK子が部屋にやってきました。恋愛アーティストだったKは、輪切りの中から最高の運気の一品を選び抜き、K子の左手の薬指にそっとはめます。
K子もまんざらではない様子だったと言いますが、まさか1ヶ月以上も後まではめていたとわ!人生はラブコメより・・・ナントカ。
以上、このブログはいつもフィクションなので、今日だけは実話をほぼ脚色抜きで書いてみました。こっぱずかしいですよ。今回唯一の嘘は、「私の友人」じゃなくて「私」。
(画像:「ハヤテのごとく!」©畑健二郎/小学館)

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